建物劣化診断のお勧め

建物劣化診断のお勧め

鉄筋コンクリートの強度は、圧縮に強いコンクリートの強度と引張強度に優れた鉄筋の強度が補完しあって成り立っています。
鉄筋は熱に弱くコンクリートに覆われることで火災時の炎から守られ、またアルカリ性のコンクリートは鉄筋の錆を防ぐ役目を果たしています。この様に、鉄筋とコンクリートは互いに助け合い、足りないところを補充しあっているのです。

ところが、建物の経年やコンクリートの物理的特性及び地震等の外部要因により、コンクリートを保護する為のタイルや塗膜の劣化で内部に炭酸ガスや雨水が浸透するようになると、コンクリートは徐々に中性化していきます。

コンクリートが中性化していくと内部の鉄筋を錆びさせ、錆びた鉄筋は膨張してコンクリートを破壊(爆裂)し、そのコンクリート片やタイル落下の危険性を増大させます。また、爆裂後の鉄筋は外気や雨水を直接受ける事により、コンクリート躯体の劣化を進行させます。

建物の耐久性を維持するためには、建物診断による劣化度の把握と改修時期の的確な判断、そして適切な工事の実施が必要不可欠となります。

建物は竣工とともに劣化が始まります。現在、建物がどのような状態なのか?まずは劣化診断からスタートです。

建物劣化診断実施のタイミングとは?

タイル落下は管理組合・建物オーナーの責任

賠償責任は建物所有者あるいは区分所有者全員(管理組合)に!

見えない所でこんな事が進行しています

資産価値の低下につながります。

それでは建物診断はどのように行うのか?

建物の竣工年や劣化の程度を参考に上記の調査を組み合わせて行います。

建物管理は劣化調査診断から始まります。

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