建物診断について

建物診断について

はじめに~建物診断について

今でこそ「建物診断」という考え方は一般的になっていますが、日本における建物診断の歴史はそれほど古くはありません。戦後の復興期からその後に迎える高度経済成長に至るまで、建築に要求されたのは「産めよ殖やせよ」ではありませんが、とにかく建物やインフラを建設すること、それが第一でした。

その後、二度にわたるオイルショックの経験を踏まえて経済の低成長がつづく中、省エネルギーや環境問題への関心の高まりを受けて建物に対する考え方がスクラップ&ビルドではなく、長期利用、建物の長寿命化へ次第にシフトしていきました。
そのような流れの中で「建物診断」という考え方が生まれ、建物の長寿命化を図るとともに日常メンテナンスの重要性が次第に理解され始めました。

当社は2001年という早い段階から本事業に取り組み、利害関係の無い第三者としての立場から多くのマンションや商業ビルの建物診断を行い実績を重ねてまいりました。

そして今、建物診断とは建物の維持管理に関して、関係者の合意形成を効果的に支援できる正確な材料を第三者の立場で提供することだと考えています。

是非、弊社の建物診断をご活用になり、皆様の財産である建物の価値を維持するように努めてください。

建物診断のメリット

大規模修繕工事の前提として建物診断を実施することは次のようなメリットがあります。

  1. 建物の現状に対して管理組合様・オーナー様として認識を共有できます。
    診断結果を理解することにより、居住者の建物維持管理に対する関心を高め、今後の修繕方針を判断する材料となります。
  2. 中・長期修繕計画策定の重要な資料となります。
    建物各部位の劣化状況を把握して、今後の修繕内容・修繕金額や実施の時期を推定することができます。
  3. 大規模修繕工事の設計資料となります。
    診断結果に基づいて大規模修繕工事の設計や数量内訳表作成の資料となり、それにより、工事修繕業者に対する見積り依頼及びその評価が容易になります。
  4. 危険部位に対する緊急対応が可能になります。
    タイルやコンクリート・モルタル剥落の危険が高い劣化や、漏水に繋がるひび割れなどを発見し、災害を未然に防ぐことができます。
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